2018-01-01から1年間の記事一覧

サンフランシスコ講和条約と自衛隊

大嘗祭と憲法の項目でも書いたように戦後の歴史のなかで不思議に思うことを整理してみたい。その3つ目がサンフランシスコ講和条約と日米安保条約である。ポツダム宣言受諾後の日本では「終戦」という天皇の意志が国民に伝わり、占領軍により武装解除がなされ…

天皇とマッカーサー

大嘗祭と憲法の項目でも書いたように戦後の歴史のなかで不思議に思うことを整理してみたい。その二つ目が天皇とマッカーサーの写真である。 マッカーサーが厚木に到着して以降の経過を時系列で紹介してみたい。8月30日にマッカーサーが厚木に飛来した。 当時…

ポツダム宣言と終戦

大嘗祭と憲法の項目でも書いたように戦後の歴史のなかで不思議に思うことを整理してみたい。その最初の一つがポツダム宣言の受託と8月15日の皇居前広場の写真である。ポツダム宣言とは1945年7月に米・英・中の名において日本に発信された「全日本軍の無条件…

従軍慰安婦問題と奴隷

アメリカの地方議会で韓国の慰安婦像の設置が可決されたという新聞記事を読んでずっと違和感を感じていた。最近、その違和感の原因が分かった。その原因とは従軍慰安婦がsexslaveと英語訳されていたことだ。Slaveという言葉は奴隷と訳され、殆どの日本人はア…

有機と持続可能

ベーシックインカムとボランティアのところでも書いたが、日本での有機農業はなかなか進展していない。その理由は何故かと言うと、国民の殆どが有機農業は単に化学合成物質を使用しない「食の安全」を志向する農業だと思っているからだ。有機農業という言葉…

ベーシックインカムとボランティア活動

先日、テレビでベーシックインカムについて放映されていたが、ネットで調べてみると以下のように書いてあった。 就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付するという社会政策の構想。社会保険や公的扶助など…

無宗教と自然法

明治維新まで日本人の概念に無かったもの、それが「宗教」という概念と「自然(シゼン)」という概念である。現在では普通に使っている言葉であるが、2つとも西洋文明の概念であり江戸時代までの日本人には理解出来なかった。 日本人は海外旅行に行くと入国カ…

大嘗祭と憲法

平成19年5月1日に現在の皇太子が新天皇として即位され、皇位継承を内外に示す「即位の礼」が同年10月22日に国事行為として行われることが発表された。それと同時に大嘗祭が11月14日15日に皇室行事として行われることも発表された。 このニュースを聞いて殆ど…

憲法改正の考え方

憲法改正論議が本格的に始まっているが、おかしなことがある。憲法改正の議論は知性と理性に基いてするものであるが、感情に基づいた問題提議がされている。1つは「現在の憲法は占領軍によってつくられたものであるから改正をしなければならない」という問題…